料理

おすすめカルメ焼きの作り方

 

こんにちは。

 

今回は私が愛してやまないカルメ焼きの作り方を紹介します。

お祭りなどで売っているカルメ焼きの作り方を原理も含めて解説します。

こどもも大人もおいしく食べられるので、ぜひ家で試してみてください!

 

 

概要

 

ざっくりいうと下記の手順です。というかこれが全てです。

 

① ザラメを入れる

② 中火でかき回す

③ 125℃になったら火からおろす

④ 重曹を一つまみ入れる

⑤ かき回す

⑥ 眺める

⑦ 火にかけて接着面を溶かす、おたまから外す

 

 

器具

 

 

下記の専用用具を使うことをお勧めします。

それ以外のものでもできますがやりにくいです。

温度計、小皿は家にあるものでOK。

 

・専用お玉

・専用かき混ぜ棒

・温度計

・小皿

 

 

 

 

 

材料

 

ザラメ 大さじ2

水 大さじ1

重曹 少々

 

 

  

 

 

 

手順

 

ザラメを入れる

 

ザラメ、水を入れる。

こんな感じ

 

 

 

 

 

中火でかき回す

 

中火にかけてかき回します。

温度を常時チェックできればベストですが、結構大変(二人いれば楽)。

 

 

 

 

途中泡が噴き出すのでザラメを入れ過ぎるとこぼれます。注意。

 

 

 

 

 

125℃になったら火からおろす

 

一度大粒の泡が発生し、少し落ち着いてから125℃になります。

慣れれば温度計いりませんが油断するとミスるので温度は測ってみてください。

 

 

 

 

 

 

重曹を一つまみ入れる

 

火からおろして、小皿に載せて重曹を一つまみ入れます。

重曹の熱分解を利用して膨らませます(詳細下記)。

 

 

 

 

かき回す

 

素早くかき回します。大体50回くらい。

 

 

眺める

 

ある程度かき回したところで眺めてると膨らみます。

 

 

 

 

火にかけて接着面を溶かす、おたまから外す

 

ふくらみきったら再度軽く火にかけます。

こうすることで、おたまとカルメ焼きの接触面のカルメ焼きが溶けて外れやすくなります。

かき混ぜ棒で軽くおすと外れます。で、完成。

 

 

 

 

 

(参考)原理

 

上記の作り方で終了でもいいのですが、少し原理的なところを紹介します。

中学校の実験ですけどレベル的には高校化学かと?

夏休みの自由研究の参考にしてください。

 

概要

 

重要な物理現象は二つです。

下記二つの現象がいい感じに同時に起こると、

 

・ドロドロのザラメが結晶化しはじめる

・そのタイミングで重曹の熱分解による二酸化炭素の気泡が発生

⇒ 気泡を含みつつ固化して膨らむ

 

っていうのが原理です。

ちなみにカルメ焼きの成分はショ糖&Na2CO3です。

 

※Na2CO3は中華麺等使われてる凝固剤なので怪しいものではありません。

 

 

ザラメの溶解からの結晶化

 

ザラメはあくまでも通称であり、ショ糖とカラメルをまぶしたものが結晶化したものです。

ショ糖とは化学式的にはC12H22O11でブドウ糖と果糖がくっついた二糖類。

あの六角形のやつが二つくっついてると思えばよいです。

で、そのショ糖が溶けたものが冷えることで再結晶化します。

 

重曹(NaHCO3)の熱分解

 

重曹が熱分解によって下記の熱分解を起こします。

 

2NaHCO3 → Na2CO3 + H2O + CO2↑

 

そのタイミングで上記の化学式からわかるように二酸化炭素の気体が発生します。

 

 

 

まとめ

 

 

いかがでしたか?

意外に作るのは難しいですが、できると子供も大人も大喜びのお菓子ができます。

キャンプなんかでもできるのでぜひ!

原理的なところに踏み込めば夏休みの宿題にも使えるかも?

ぜひぜひ参考にしてください。

 

 

 

 

 

以上、お読みいただきありがとうございました。

また、変わったお菓子などの紹介もできればと。

 

 

 

  • この記事を書いた人

yama77

長野県出身、東北在住。ここでは、物事の考え方、取り組み方、を皆さんと共有できればと思っております。

-料理

© 2024 闇鍋ブログ Powered by AFFINGER5