こんにちは。
資格の戦術的取得のガイドラインということで私の資格取得の指針をお伝えします。
むやみやたらに資格を取るんではなくて、こんな感じで考えればいいんじゃないか?ということで参考にしてください。
(参考) 筆者プロフィール
非ITエンジニア。今の時代を生きていくスキルセットを身に付けるため、戦略的に資格取得を開始。
2020年に取得した資格は、TOEIC over800、Pythonエンジニア基礎試験、G検定、FP3級、ITパスポート。
中期的に、IELTS、技術士、E検定、情報技術者上位を受験予定。
本記事の目的
資格の戦略的な取り方を紹介する。
対象
・どのように資格を取っていくか迷っている方。
・資格取得を始めている方
資格取得に本腰入れた際に一生懸命考えた内容なので初学者には参考になるかと。
※はじめてのおすすめ資格はこちら
「資格を取得する意味」と「はじめての資格取得」 | じっくりささっとブログ (yama77.com)
結論
資格を取って能力開発を進めるために下記の点を意識すると良いです。
・どのようなスキルセットが自分に必要か考える。ゴールから逆算。
⇒ 私の場合は「金融」「情報」「語学」「専門性」という軸で考えています。それがぶれないといろんな資格に目移りしにくい。
・難易度が低めの資格から取得する。
⇒ きっかけが作れます。また、大抵は上位の資格に対して下位の資格は試験範囲が被っています(例:ITパスポート⇒基本情報、応用情報、FP2級⇒3級)。
・関連資格を同時並行で進める。
⇒ リンクしている資格を同時並行で進めることで相乗効果が望める(基本情報+G検定+データ分析+統計)。
また、そちらの方が記憶定着が良く、短期間で資格が取りやすい(勉強している間に同じような話題に触れることが多い)。
・取得する日程を決めておく(1年前から計画)。
⇒ 長期的に計画し、少し早めに少しずつ勉強を開始することをお勧めします。もちろん変更してもいいですが、とにかく最初に決めること。
(参考)資格取得のロードマップ例
私は下記のような考えで資格取得のロードマップを設計しました。
参考にできるところは参考にしてください。基本的には結論の通りです。
前提
下記の前提で取得資格を決め、計画を設定しています。
目指す姿
下記のようなゴールを決めてそれに向けた資格を洗い出します。
これがぶれると一貫性のない資格取得となりますし、学習効率が落ちます。
金融: 人生設計のため、金融の最低限の知識を身に付ける。
情報: 非ITエンジニアとして突出した状態となる。
語学: 仕事で困らない語学力を持つ。
専門: 技術者としてプロフェッショナルな状態となる。副業もできる第二の専門性の軸をもつ。
日程
ざっくり2年後までの受験の計画を立ててます。難易度の高い資格はそれくらいの時間軸で計画すべきかと。
また、世間で取得目安と言われている勉強時間の2倍を見積もって計画してます。
どうせ計画通りいかないので。
金融
税金、保険、資産運用、相続…人生生きる上で金融の知識は必須です。
家族の中でこれくらいの知識を持っているメンバーがいると良いかと思います。
私の場合は妻と一緒にチームとして勉強を進めています。
ファイナンシャルプランナー3級
・金融のエキスパート(?)。資産管理、資産形成、タックスプランニング、保険、不動産、相続の知識が一通り身につく。
専門家と話してある程度専門的な用語が出ても、「あー、あれね」ってなります。
・2級と範囲が被っています。2級受ける前にこちらを受けることをお勧めします。
イメージ的には3級は各項目の最低限覚えておくべき内容で、2級は少し例外的な内容が入ってきます。
※詳細は下記
ファイナンシャルプランナー3級受ける意味、受かり方 | じっくりささっとブログ (yama77.com)
ファイナンシャルプランナー2級
3級からさらに踏み込んだ内容を学ぶことができます。
3級時にあいまいなまま受験して受かった部分ももう一度復習できるのでぜひとも取得しておきたい資格です。
※詳細は下記
ファイナンシャルプランナー2級を受ける意味、勉強方法 | じっくりささっとブログ (yama77.com)
※ちなみに1級は金融業での実務経験が必要なことと、内容がかなり高度になることから一般の方の受験はお勧めしません(金融業の方、FP取得者への聞き込み及び自身での調査に基づく)。
金融業の方は計画的に取得を検討しましょう。
情報
釈迦に説法ですが情報系の技術はどの業界でも必須です。今の時代ITに強くないと生き残れません。
汎用的なソフトおよびハードのIT知識を取得できる下記資格を勉強中です。
目標値としては非IT技術者として突出していればよいかと。
ITパスポート
情報試験のエントリーレベル。技術的なことはもちろん、マネジメント、経営戦略の基礎も学べます。
大学や職場でそこまでITの知識を使いこなさなくてもよかった方には案外とっつきにくいかもしれません。一方で、理系の大学院卒である程度の社会人経験があればそこまで勉強しなくても取得可能です。
※詳細は下記
ITパスポートを受ける意味、受かり方 | じっくりささっとブログ (yama77.com)
基本情報技術者
SEなどの情報系の会社に就職すると最初に取らされる資格です。
実際、理論的な部分からハード、ソフト、システム、アルゴリズム、プログラミング、戦略、経営などIT技術の全体像がつかめます。
基礎的と言っても非IT人材にとってはそれなりのハードルかと。
情報系人材と同じ土俵に立って話せるようになるきっかけづくりのために取得を検討しております。
※詳細は下記
基本情報技術者を受ける意味、勉強方法 | じっくりささっとブログ (yama77.com)
応用情報技術者
情報系の方々の中堅どころが取得する資格です。
まだ検討段階ですが、1~2年以内に取得を検討しております。
実際、非IT技術者としてはこれくらい持っていると技術的にも資格の見栄え的にも目立つ存在になるかと。
語学
目標値としてはビジネスで困らないレベルです。
誤解を恐れずに言うと戦略としては下記を考えています。
「TOEICで基礎固めと履歴書の見栄えをよくする ⇒ 4技能系の資格へ移行」
いいか悪いかは別として、TOEICは今の日本でキャリアの幅を広げる最強の資格です。
まずはTOEICでそれなりのスコアを取ることを優先します。
(海外就職には効果ないですが…)
もちろん並行して英会話等は進めます。
TOEIC800点(900点)
上記でも触れましたが、TOEICは日本で最も就職の幅を最も広げる資格と言っても過言ではないです。
一旦ある程度の企業の足切りラインの800点を目標としてました。
ここまで取って実績と併せれば技術者としては転職活動で困ることはないかと。
(欲が出て900点目指していますが。。ちょっと予定が狂っている。。)
※詳細は下記
確実にTOEIC800点を突破する方法 | じっくりささっとブログ (yama77.com)
4技能系の試験
TOEICである程度基礎を固めと履歴書の見栄えを良く見せたところで4技能系の資格に移行します。
検討中なのはIELTS、TOEFL、英検ですが、その中でもIELTSを目標に考えております。
※ここら辺の検討結果もそのうち記事にします。
専門性(1)
社会人生活を送るにあたって自分の専門性を証明していく必要があります。
ただし、非IT技術者であるとちょっと証明しにくい部分もあります。
現在の業界、職種的に強く危機感を感じたため下記の資格取得を検討しました。
技術士補、技術士
非IT技術者ですと経験年数と実績、特許で評価されます。
実績、特許は積み上げるとしてそれ以外に技術力を証明するために下記の技術士の取得を検討しています。
IT系技術者と異なり非IT系であればこの資格は取っておきたいです。かなり広範な知識が身に付きます。
同じように技術系で自分の技術力を証明しにくい職種の方は検討してもよいかと。
技術士補を受ける意味、勉強方法 | じっくりささっとブログ (yama77.com)
専門性(2)
人生100年時代に突入したことで、副業や自分の力で稼ぐ力は必要と考えて下記スキルセットを揃えることを進めています。
現業はいわゆる重厚長大のメーカーで、ひと昔前であれば安泰であった企業です。
ただ、現業で勤務年数を盾にして威張る先輩を見ると、この会社であと30年以上も働きたくないと感じてしまいます。
(福利厚生はちゃんとしてるし給料よくて休みがとりやすい。周りも優秀。といった感じである観点からすると最高なんですが。。。)
第二の専門の軸として下記資格を通してデータ分析エンジニア等の道への足掛かりとしていければと。
実務経験を積むって部分に関しても調査・実行ののちに記事にできたらいいなぁ。結果出れば私の経験はめちゃくちゃ役に立ちそう。
Python系(エンジニア基礎試験、データ分析試験)
話題の言語であるPythonの資格です。
これでプログラミングの構文の基礎が学べます。あくまで基礎。
これだけできて何かの開発はできませんが、とっかかりには良いです。
これらの資格を通じて全くの初学者から初級者にレベルアップできたかと。
Python3エンジニア認定基礎試験へ向けた勉強 | じっくりささっとブログ (yama77.com)
Python 3 エンジニア認定データ分析試験の勉強方法 | じっくりささっとブログ (yama77.com)
機械学習、ディープラーニング系(G検定、E検定)
データ分析と親和性の高いこれらの資格も取得して知識・技術力を付けます。
G検定は全体の知識を学べ、E検定で実際の開発力が問われます。
ただし、E検定は「認定講義を受講が受験資格の条件」なのでまずは妻を説得して受講するところから…。
講義の金額は安くて10万円程度からなので金銭面のハードルがちょっと高いです。
G検定を受ける意味と受けてみた感想(#3 2020/11/7) | じっくりささっとブログ (yama77.com)
統計検定
データ分析の技術者として欠かせない統計の知識を学べます。
専門の方に聞いたところ最低限統計検定2級程度の知識は必須とのことだったのでこちらも計画的に取得予定です。
※こちらもそのうち記事にしていきます。
データベース(SQL)系の資格
最後にデータベース系の資格です。
国内には3つの関連資格がありますが現実的なところではじめは「オープンソースデータベース技術者認定試験」あたりかと。
※こちらも試験勉強開始後に記事書きます。
その他
趣味
私が趣味として取得している資格、取得予定の資格は下記です。
下記資格がないとチャレンジできないアクテビティもあるので、趣味の幅広げたい方はチャレンジしてみてください。
・中型バイクの免許
・スキューバダイビングのライセンス(AOW)
・コーヒーソムリエ
・食生活アドバイザー検定
・パラグライダー ← これは現状非現実的…どうにか取りたい。。
学歴、職歴
資格と異なりますが持っておくと人生の選択肢が大幅に広がるものは下記です。
・難関大学卒業というラベル
良いか悪いかは別としてこの資格は現在の日本では就職の幅を広げる強めのカードです。
最近は学歴関係なくなってると聞きますが重視するところは多いかと(実際、私もそれで就職時に有利に働いていると感じています)。
というのも、何万人が対象となる採用活動は人事側も選ぶのが大変な上に失敗もできません。
そのため、ある程度「頑張れる能力」が担保されている難関大卒というラベルを重視したくなるのもうなずけます。
ですので、何らかの方法で「難関大卒」というラベルを持っておくのは良いかと。
(大学受験頑張る、大学院編入、社会人入学、など)
・修士号
技術系の就職になると修士卒がほぼ必須となります。(ITはわからん)
それだけでも就職の幅が広がります。
正直、人生百年時代と言われる現在で一社にとどまることは現実的ではないかと(そもそも私は飽きちゃいます)。
修士号はあらゆる可能性を潰さずにフレキシブルに動ける状態を作っておく手段の一つです。
・職歴
会社の規模が大きければ大きいほど仕事の裁量も大きくなります。
そのため、転職の際にいろいろアピールしやすい、というメリットがあります。
その点で「転職の幅が広がる」というメリットが大ありです。新卒時に大きい企業で修行積むのはおすすめ。
周りのレベルも高いので変なストレスもありません。
まとめ
いかがでしたか?
私は「金融」「情報」「語学」「専門性」に対して目標値を設定し、
それに向けて能力が身に付けられるような資格を取得するようにロードマップを引いています。
皆様も目標値を決めてそれに向けて必要な能力が身につくような資格の取り方をすればよいかと。
正直ベースで清濁併せて書きました。いろいろ意見はあると思いますが一つの参考にしてください。
以上、お読みいただきありがとうございました。
今後も勉強、資格系の情報を発信していきます。
よろしくお願いしますー!!!